理解していますか?神社の意味や歴史など神社のナゾに迫ります!

理解していますか?神社の意味や歴史など神社のナゾに迫ります!

神社は神道の信仰にもとづく神々をまつる建物で、日本人にとって大切な場所です。

でも、神社の本来の意味や由来について理解しているでしょうか?

そこで、神社の歴史や由来から。代表的な神社など理解できるようにご説明いたします。

神社とは?神社の意味について

日本人がお正月になると参拝するのが神社です。その年で最初に参拝するため初詣と呼ばれます。

また、初詣の他に毎月1日に参拝して、その月を清い心で過ごそうという1日参りもあります。

ここでは神社の意味について説明していきます。

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神社は基本的に何らかの神様が祀られている場所です。

農村地帯ではキツネの神様を祀った「稲荷神社」が多くありますまた、菅原道真を祀った神社は天神、天満宮などといった名称がついています。

そもそも、神社とはお祓いをして邪気を取り除くという効果がありました。

平安時代に陰陽師が流行したのは、中国から気象や天文学などの知識を取り除いた吉凶を占う部分だけが日本で浸透したためです。

右大臣にも登りつめながら、九州に左遷させられた菅原道真は現在では太宰府天満宮に祀られています。

なぜなら、菅原道真を地方に追いやった後、京(現在の京都)では雷が紫宸殿に落ち、これは菅原道真の祟りではないかと公家がおそれました。

気象に関する知識のなかった公家は陰陽師に頼ることになるのです。そして、菅原道真は天候を自在に操るとして「天満大自在威徳天神」の名で恐れられました。
九州の大宰府に祀られて以降、偶然にも落雷による被害がなかったことから、公家たちはお祓いによって、危機を免れたと考えます。

こうした宗教観が現在も日本人の根底にあるのです。

 神社の歴史や由来

神社の歴史や由来について定かな文献はあまり残っていません。

神道はキリスト教のように偶像を崇拝しませんから、あいまいさが返って「神秘さ」をもたらし、明治時代でさえ現人神とされた天皇も簾の奥から、勅命を発するのみで、はっきりと顔を知っている者はごく少数のみでした。

元来、日本における神様は八百万の神様と言われるように無数に存在します。

これは日本のアニメ映画の「千と千尋の神隠し」などにも描かれています。日本の神様はどこにでも存在し、自然にある大きな山や大木、奇岩などでさえ神様として祀られています。

山の頂上に神社が多くあるのは、古代の日本人が天、すなわち神様に一番近いのは山の頂上であると考えたためです。
もちろん、日本一の高さを誇る富士山にも神社があります。また、富士山はかつて「不死の山」と呼ばれ、不老長寿を願う位の高い人が富士山にお参りをすれば、死をも免れると考えためでもあります。

このように日本における神様とは自然とともにあったと考えられます。

また、武士の時代になると武勇や勝利を祈って建てられた神社があります。それが八幡神社です。

神社の名前に八幡や八幡宮などと冠された名前が多いのはこのためです。八幡とは源氏と指すので、源氏の勢力が強かった東日本に多いのが特徴です。

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全国の有名な神社

日本の神社の代表として、最初に挙げなければいけないのは「伊勢神宮」です。地元では単に「神宮」と呼ばれます。

内宮と外宮があり、外宮からお参りするのが習わしです。外宮は農業の神様である「豊受大御神(トヨウケノオオミカミ)」が祀られています。

内宮には女性の神様である「天照大神(アマテラスオオミカミ)」が祀られています。太陽を表し、天照大神が洞窟に隠れてしまったことで太陽が隠れてしまったという伝説があります。今で言う「ひきこもり」でしょうか。
次は九州の太宰府天満宮です。

菅原道真が祀られた神社で大木が大切にされ、神社の一部から突き出している木もあります。参道には名物の「梅ケ餅」が売られ、お店によってはその場で食べることもできます。

また、境内にある過去と現在と未来を表した石橋も有名です。キリンビールを作ったトーマス・グラバーは太宰府天満宮にある麒麟の象が気に入り、それをキリンビールの商標としました。

最後は明治神宮です。その名の通り、明治天皇が祀られています。近代の天皇陛下で神様として祀られている点が特徴です。

明治天皇は「軍神」とも呼ばれ、日清戦争、日露戦争と次々に勝利していきます。明治天皇が当時、大日本帝国の国威発揚のシンボルとなったのは、言うまでもありません。

また、東京の原宿という一等地にありながら、今でも広大な敷地を有している所は明治天皇の権勢の表れでもあります。

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