ゴルフの初心者やこれから始めたいと思っている方にとって、ゴルフのルールやマナーが分かりずらいと思います。
そこで、今回はゴルフの基本的な知識について説明をしていきたいと思います。
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【ゴルフのルールと基本マナー】
まず、知っておきたいゴルフの基礎的な知識について。
ラウンドする時にコースに持っていけるゴルフクラブの本数は14本までと決まっています。
それは1859年の全英アマチュアゴルフ選手権に出場した選手が55本ものゴルフクラブを持ってきたことでクラブ選びにも時間がかかり、ゴルフクラブを運ぶキャディも大変な労力となってしまったことから14本と決まりができたのです。
グリーン上でのマナー・禁止事項
ゴルファーにとってもより緊張感の高まるステージが「グリーン」になります。よってマナーや禁止事項も多くあるので注意が必要です。
グリーン上では、走らないようにします。芝生を傷つけてしまうためグリーン上では静かに歩くようにします。跳ねたり走ったりもしてはいけないのです。
グリーンに入る前に他の人のパッティングラインをチェックして踏まないようにしましょう。
ボールがグリーン上に落ちた時にできる芝生のくぼみを「ボールマーク」といいます。必ず直すのがマナーになります。
グリーンでは近くに立たないようにします。カップ回りもデリケートになります。カップの緑も踏まないように注意しましょう。
また、2016年のルール改正で最も注目された項目がアンカリングの禁止になります。アンカーという言葉は船を動かさないように使う船の碇からきています。
ゴルフにおいては支点を固定するパッティングスタイルは本来のスポーツとしては異なるから禁止にされたようです。
このように、グリーン上だけでもNG行為がたくさんありますので、コースデビューの前に覚えておきましょう。
【ゴルフのペナルティ】
ゴルフではルールを違反してしまった場合にはその行為の種類によって1打、2打のペナルティが加算されます。
また、非常に悪質なルール違反の場合には、競技失格の判断もされたりしますので注意しましょう。
☆競技失格となる恐れのあるルール違反
マナー、エチケットの重大な違反、14本以上のクラブの使用、間違ったティーグランドから打ってしまった後に、打ち直しをしなかった、OBとなったのに打った場所から打ち直さず、そのままプレーを続行した、紛失球となったのに打った場所から打ち直さずプレーを続行した、スコアの過少申告、競技開始時間への遅刻などがあります。
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☆1打のペナルティ(ワンペナ)となるケース
二打うち、マークせずにボールを拾いあげた、アドレス後にボールが動いた、打ったボールが自分に当たる、ボールがOBとなったなどの場合はペナルティです。2打では、練習として違うボールを打った、他人のボールを打ったなどの場合はペナルティです。
ゴルフでは、2つの規則に違反した場合には大きな罰則がありますので注意しましょう。
主なペナルティと数え方など
1)OB(アウトオブバウンズ)…1打罰(ワンペナ)
各ホールで設定されている範囲から、球が外に出てしまった場合のるペナルティです。林の中や施設外など、ボールを打つことができない場所になっています。
1打目(ティーショット)OBになったら、1打罰として3打目を再度ティショットで打ちます。セカンドショット(2打目)以降がOBになったら、OBとなったボールを打った場所の近くにドロップ(グリーン上のホール近づかない場所で)して、再度打ち直します。
2)ウォーターハザード…1打罰
いわゆる「池ポチャ」で
コースに設定されている池にボールが入ってしまうとウォータハザード(池ポチャ)で1打ペナルティとなります。この場合は、1打罰で元の場所から打ち直します。
3)空振り…1打分とみなす
空振り自体はペナルティに当たりませんが、空振りも1打としてカウントするのがルールです。1回空振りをしてもう1回打った場合は、空振り(1打)+実際の打数(1打)で2打ということです。
4)バンカー内でクラブに砂が触れる…2打罰
バンカーに入ったボールを打つ時は、クラブが地面の砂に接触してはいけません。構えたときや素振りなどボールを打つ前にクラブで触れてしまうと2打ペナルティとなります。
5)グリーン上でマークしないでボールを拾う…1打罰
グリーンに乗ったボールは、他の人の邪魔になるなどの理由で一旦ボールを拾うことができます。このときは、ボールを正しい位置に戻せるよう「マーク」(ボールの後ろに目印を置く)しなければいけません。マークせずにボールを拾い上げると1打罰となります。
ゴルフの用語解説
こちらでは、ゴルフでよく使うゴルフ用語の説明をしたいと思います。
「ロストボール」
ロストボールとはゴルフのプレー中にラフなどに打ちこまれたことにより見当たらなくなったボールのことをいいます。ゴルフのルールにおいてはロストボールにはペナルティが課せられています。
ロストボールになった場合には最後にプレーした場所からできるだけ近いところで一打罰を課した上でプレーしたことになります。
ルールではボールを失った時点ではロストボールとはなっておらず、ボールを見失ってから5分間は捜査する時間が定められているのです。その間にプレイヤーがキャディーがボールを見つけられなかった場合にロストボールとなるのです。
「アンプレアブル」
アンプレアブルとは、文字の通りにプレイ不可能になった状態を意味します。ウォーターハザードなど、とても打てない状況であれば自分でアンプレアブルを宣言し、1打罰を付加してドロップなど救済措置を受けるルールです。
「ギブアップ」
ホールの規定打数の3倍になってしまった場合、プレイを終了したものとみなします。ただし、ギブアップはローカルルールとされ、正式なルールではないと言われます。
まずは、初心者の方は自分の打った打数を数える習慣を身につけることで、スムーズにコースを回れるようになりましょう。