近年では、無料で使える音声入力ソフトウェアの精度が向上しています。スマホやパソコンで文字入力が苦手な人にとても便利な機能ですので、ぜひ知っておきたいですね。
今回は、ユーザー数が多い「Windows10」と「Google」、そしてスマホ(スマートフォン)での音声入力を説明いたします。
Windows10の音声認識機能で文字を入力する方法
パソコンでの音声認識は古くから開発されてユーザーに提供されてきましたが、Windows 10になってから様々な事が出来るようにグレードアップしてます。
一番よく使われているWindows 10には、Cortana(コルタナ)という音声入力システムがあり、Excel(エクセル)やWord(ワード)、メモ帳の起動や文字入力が音声で行えます。
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コルタナを起動させるにはタスクバーの検索ボックスをクリックします。設定では、Cortana(コルタナ)がユーザーの事をどのように呼べば良いのかを設定出来ます。
Cortana(コルタナ)で入力できないときは、マイクがパソコンに接続されていなかったり、ユーザーの発声の仕方が良くなかった時にコンピューターが認識しなかったりしたというのが原因として多いです。
もう一度マイクが接続されているのか、コンピューターが認識しやすいように、少し発音を変えたり、ゆっくりと話してみるのが良いでしょう。Cortana(コルタナ)での文字入力をするには、対応しているアプリケーションを起動させる必要があります。
Word(ワード)などは、音声認識機能に対応していますので、音声入力コマンドが用意されており、その音声入力コマンドと入力した文字列をマイクに向かって話す事で文章作成が行えます。
マイクのセットアップ(Windows10)
Windowsの音声認識ができない原因に、マイクのセットアップができていないケースが見受けられます。既にマイクがインストールされているとき、タスクバーで音量アイコンを右クリック (または長押し) し、「録音デバイス」を選ぶ→「録音」デバイスに向かって話してみて緑色のバーが動けば正常です。
まだマイクのセットができていないときは、新規にセットアップできます。後期と同じ手順の「録音」タブで、セットアップするマイクを選びます。「構成」で「マイクのセットアップ」→案内に沿って進めます。
また、Cortanaのマイクを有効にするには、Cortanaの検索バーでマイクのアイコンを選び、「設定」→「マイク」で「開始する」とすれば設定完了です。
Google音声入力の方法
入力ソフトウェアで注目されている物の一つがGoogle音声入力です。
スマートフォン版やパソコン版が用意されており、他の同様のソフトウェアと比較しても精度が高いと評価されています。Googleドキュメントでの文字入力にも対応していて便利です。
【Googleドキュメントで音声入力の方法】
ブラウザからGoogleの検索ページにアクセスして、メニューからGoogleドキュメントを起動させて、「ツール」「音声入力」の順に辿ってクリックします。マイクボックスが表示されますので、マイクの準備が出来たらマイクボックスをクリックします。
これで、Googleドキュメントで音声入力が行えるようになります。
Google音声入力の精度が向上した事によって、Googleドキュメントで比較的正確に文字入力を行う事が出来ます。
キーボードとは違った文字入力が行えますので、文書を作るだけでなく、様々なメモをするのにも役立つでしょう。
保存もオンラインで行えますので、Google音声入力とGoogleドキュメントの組み合せはとても重宝します。
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Googleアシスタントとは?
「Googleアシスタント」は、AIを使った会話形の検索サービスです。テレビコマーシャルでもやっている「オッケーグーグル!」ってアレですね。このGoogleの音声認識はかなり高精度だと言われ、質問に対するベストな答えを対話形式で返してくれると評判です。
Googleアシスタントの設定は、スマートフォンのホームボタンを長押し→右上のボタンから「設定」を選び「デバイス」で使っている端末を選択します。「Googleアシスタント」をオン→「OK Googleの検出」をオンにするだけです。グーグルアシスタント起動しない(無効にする)ときは、「オフ」にすれば設定完了です。アンドロイドでもiPhoneでも使用できます。
使い方はとても簡単で、ホームボタンを長押しするか、「OK Google」と話しかけるだけです。「マイク」の部分をタップして、聞きたいことを話しかけてみましょう。最初に使うときはガイドが起動するので、すぐ慣れるでしょう。
スマホで音声入力する方法
みなさんお持ちのスマホ(スマートフォン)でも音声入力が可能です。AndroidやiPhoneそれぞれに音声入力の機能がありますので紹介しましょう。
Android(アンドロイド)端末の場合はGoogle音声入力がOSに標準装備されおります。
iPhone(アイフォン)の場合は、iPhoneのOSであるiOSに標準装備されているSiri(シリ)というアプリを使って行います。
スマホはユーザーが常に持ち運んで使っていますので、このような音声入力アプリを活用しやすい仕組みになっています。メモを取りたい時に使えば、フリック入力などをせずに文字入力が出来ます。
スマホのタッチパネル上に表示されるソフトウェアキーボードによる文字入力が苦手な人にとっては、音声入力は効率的に文字入力を行う手段としてとても有効ですね。
スマホの場合は、元々通話を行う為にマイクが搭載されており、パソコンと比較して直ぐに音声入力機能が使える利点があり、音声入力を行っても違和感無く使えるでしょう。
その他の音声入力ソフト
WindowsやGoogle,スマホの音声入力(音声認識)はパソコンやスマートフォンの機能で無料で利用できます。その他、音声入力用として販売や配布されているソフトもありますのでいくつか紹介します。
■ドラゴンスピーチ
世界シェア1位といわれる音声認識・音声入力のソフトです。同音異義語を前後の文脈で判断して文字化してくれ、Outlook・Word・Excel・PowerPoint・Internet Explorerなど主要ソフトなどの直接入力できます。最新バージョンは「11」(2018年3月現在)
■AmiVoice(アミボイス)
Windowsのアプリケーションにほぼ対応可能、話すだけで文字入力が簡単にできる音声認識ソフトです。報告書や電子メールの作成などビジネスシーンでも多く採用されています。チャットやブログなどにタイピングするのが苦手な方にも便利です。
【音声入力についてまとめ】
Android端末やiPhone端末で使える音声入力機能は、かなり高精度になってきています。
それでもユーザーの発音や話すテンポによっては正しく文字入力がされないといった事が起こりえます。そのあたりも考慮して、上手に音声入力を使えば非常に便利ですよ。